福島名峰登頂プロジェクト「PEAK Project」。

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リベンジ!鏡山。

鏡山。
飯豊山の麓にあるひいき目に見ても体力度2、危険度1の普通よりちょっと難しいレベルの山です。
飯豊山の往復25kmの途中にある中継点、ここを目標にする人などほとんどいないでしょう。

しかし私の場合は事情が違った。

2年前に自分は行けるんじゃないか?とO氏と同行していただいた末、山頂標高差100m地点でダウン。
1時間動けず命からがら自力下山した苦い経験の山です。

ここはどうも相性が悪かったのです。
法定速度で行くと往復7時間の運転。
前日の24時までの営業がたたりどうしたって短い睡眠時間を余儀なくされる。
そしてなぜだか天候も、体調も良くない。
苦手意識、というか相性が悪いというのはこういうことなのでしょう。

さて、今回で鏡山は2度目の投稿であるが実は3度目のTRYであったのでした。
2度目は祓川登山口からのスタート。
川入の方からショートカットしようとするも冬季通行止め(8月なんですけど。。。)で直前でUターンを余儀なくされ1時間のロス。
飯豊の方から行こうとせず喜多方経由で南から素直に行った方が無難な山です。
行ったら行ったで短いが急坂と泥の連続、山頂付近の猛烈なガスで急坂を超えるも山頂のガスと縦走からの急斜面で意気消沈。
スタートが遅れたのが災いして営業時間の19時に間に合わないと判断、2度目の撤退。
飯豊山はどこからアタックしても下部が急坂だ、と聞いていたがここまでとは。
元が2泊3日のプランならペース配分も考え方も違うのでしょうが。
超とっかかりの鏡山のPEAKですら踏めない、カメラを出す気力も起きない自分にかなりのショックを受けていたのでした。

もう一度弥生から素直に鏡山と向き合おう。


2015年9月16日。
ソロでアタック開始です。

今回いつもと異なった点があります。
睡眠時間を1時間多くとり(それでも4時間だけど。。。)ギリギリ帰って来れるレベルで出発した。
睡眠不足が一番の敵と思っての判断です。
前回は自分の車では無かったのでこの山の為に用意したと言っても過言ではない、ジムニーの限界走破性もテストとなります。

朝5時スタート。
いつもより多く寝たからか体調もなんとなくマシです。今回は行ける気がする!
鏡山の駐車場は一般的にはここです。
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前回はここからスタートでした。
前もって役場に確認電話したところ登山道1㎞先までは道が整備され直しており入れるようには「一応」なっているという事。
なるほど!行けるなら行って良し!という事で宜しいんですね。

行けば分かるという事で突入。
さすがに凄い道だ。。。

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前回川に流されていたところはこころもとないレベルで修復されており車が乗って大丈夫か?
という心配はあります。
落ちてもいいから突入。
その先もでこぼこ、というよりクロカンです。
横10度くらいは普通に傾いていた。
普通の車では無理、そして補修されている登山道真ん中の陥没、いつ崩れてもおかしくないんです。
行けない事は無いので突入。

ここから先は。。。これはダメだな。
行ける事は一応確認したのですが。
明らかに階段ですし。壊したらまずいという事で。

登山道までは2kmというところでしょうか。
この先も倒木有り、土砂崩れ有りとそれはもう林道です。
車も道もどうなっても良いという感じなら登山道1km手前のこのがけ崩れまでは行けます。

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だらだらと見せ場の無いアプローチから登山開始!

なんという事でしょう、たった1ヶ月前まではアブだらけだったのに一匹もいないじゃないですか!
9月と8月では難易度が大違いです。

超快適に進む。
前回根をあげた登山道入り口からの根っこだらけの坂、30分ほどで到着。

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頭の中で美化されるってあるじゃないですか。
もう鏡山は凄く急だというイメージが出来上がっていたんですね。
まさにそれだと思ったのですが。

このゾーンは鳥のさえずりを感じる余裕すら有り、それはもうすがすがしい秋の気配、息一つ乱れぬ道に変わっていました。
なんて楽に分岐点に到着してしまったのだろう。

川桁山で崖レベルの急坂を体験した結果、そしてこの2年の成果。

ここから200mも高度を上げると前回ぶっ倒れた敗退ゾーン、つまり山頂手前高度100mの地点です。
山頂まで約400m高度を上げるので計算が合いませんが(´・ω・`)
GPSやっぱりすごい。

ちょっとずつアップダウンと角度が急になるがやはり気持ちのよい道です。
途中落ちてる明らかにデカすぎる熊と思われるホカホカのうん〇の事は忘れましょう。

下る。
登る。
下る。
急坂。

繰り返すうちに山の景色が2年で様変わりしている事に気が付きます。
前回は無かった倒木。

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いつも思うのですが適度に人の手が入った気持ちの良い道。
管理が適当な山、そうでない山の快適度の違いは雲泥の差があり。
管理されていらっしゃる方には頭があがります。

さあ、いよいよ来たよ、例の山頂100m手前のぶっ倒れゾーン。


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GPSは高度差200m余りを指している。
つまりあの時の高度差100mは誤りであった。
しかも高度グラフがここからが正念場、と現実を突きつけてくる。
前回進まなくてほんとに良かった。。。
こんな道行ってたらホントに気絶してましたね。

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アップダウン、景色名の無い樹林帯、徐々に山頂に向かうにつれ急になる急坂。
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最近変わってきているのを実感しています。

前は緩やかな斜面をしゃべりながらカメラを構えながら息を乱して苦痛だった上り坂。
最近では闘争心に火が付くというか。

前回敗退ゾーンまでは体力消耗度は限りなく0に近いイメージで歩けてしまっていたので血沸き肉躍る♪という感覚です。

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足場を一歩一歩確認しながら、根がかりのある気持ちの良い斜度を進む。
GPSで山頂100m手前から急になる事を確認できるが今までの経験からビックリするほど急という事は考えにくい。
しかし徐々に急に。。。

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粘土質の祓川側からの道と違い根がしっかりと階段のような役割を果たしてくれています。
次第に展望が開ける。
相変わらず飯豊本山はガスに包まれていたが。
なんの不安も無く山頂に到着してしまいました。。。

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山頂、今回の山行もやはり人には一人も出会わなかった。
誰もいない、誰の助けも無い。
携帯も圏外のこの自然と正面から向き合える山で。
一度は諦めた山頂をただひたすらに感慨深く佇む。
なんてすがすがしいのだろう。

山頂手前高低差300mの急坂、やはりこれを考えると体力度は2で初心者がいきなり行く山ではないとは思います。
しかし行く時期、道の荒れ具合い、用意できる車両、前日、当日の天候温度などにより大きく難易度に差が出る山だと思います。
寒くも無く暑くも無い適温で行われた鏡山のアタック。
比較的問題なく登れてしまったが終わってみれば標高差1000mあまり、距離12kmを約6時間とガイドブック通りの速度で歩けた。
撮った写真が450枚ほどである事を考えると更に難易度の高い山へのアタックが可能となりつつある事を実感した山でした。
これからは標高の低い山が中心に移行していきますが9月の最終水曜日、前から行きたかった
あの地へ。。。

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by mspeak | 2015-10-19 00:09 | 鏡山

福島の名峰を全くの初心者がレポート。


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