福島名峰登頂プロジェクト「PEAK Project」。

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半田山トレーニング。

2016年6月。額取山。
小学生の登山スクールにもなりそうなのどかな山景でのまさかの瀕死状態。
PEAKは踏めたが実質的敗退でした。


2016年はなぜか水曜日の降雨、台風確率が高い年でした。
6月22日の高柴山以降。
ほぼ毎週水曜日が雨。もしくは雷注意報などの行っちゃーいけない日。
土日は快晴だけに2015シーズンの達成感がウソのようなフラストレーションの溜まる一年でした。
9月14日現在、13日間のうち曇天、晴れがたったの2日でしたから(;・∀・)

最終水曜日のみの全日定休日。
私が今年目標に掲げた
燧ケ岳
駒ケ岳
守門岳
本名御神楽
これらの山は奥只見、会津でも限りなく県境にあり到底19時オープンには間に合いません。
天候が微妙ななか行くような山ではなく絶景をお伝えしたい。
6月最終水曜日、雨。
7月最終水曜日、雨。
8月最終水曜日、台風明けで三本槍に通じる登山道崩壊(笑)
那須、猪苗代湖周辺の山に目標を切り替えたのも上記の山は2017シーズンに持越し、というある種の諦め。
そう、今年行くにはまだ早いと山が言っている気がしたのです。
額取山でひーこら言ってるような人間だとガチで死んでしまいます。

山を登るにはどうすればいいか?
山を登るしかない、しかも実践より厳しい条件で。
練習以上の事は本番では出せませんので。


あの反省を元に私が考えたトレーニング。
晴れないならば。
雨の日も。
雷の日も。
雪の日も。
台風などでどうしようもない時はトレーニングジムのウォーキングマシンを最大斜度で。

毎週、1回必ず登る。
2016年6月より開始しました。

場所は車で片道30分、地元半田山の超スパルタン。

山頂手前800m、標高差200mの20度オーバーの急斜面をひたすら登り、下りを繰り返すというものでした。
私が自分に課した誓約は下記です。
〇ザックを地面に降ろさない事。
〇ゆっくりでも良いので立ち止まらない事。
〇できない言い訳をしない事。
景色が撮れそうにない日、雨とかガスとかの日で写真に適さず新規の山にアタックする気が起きない時もここでトレーニングします。

縦走のアップダウンに根をあげない精神力、またカメラの重さを忘れるほどの高重量ザックでのトレーニングが今後、ロングルート、縦走が絡んできた時必ず自信につながると思ったからです。

最初は26Lのドイターフューチュラ。
これに16㎏の荷物を満載しトライ。
主に背負う中身は2Lのペットボトルに水を満タンにして入れるというもの。

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荷物が溢れとる。。。
重量バランスとかそういうの抜きで単純に強度トレーニング!
初日。

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当たり前ですが雨ないし足場・視界の良好でない状態の条件で登ります。
半田山の山頂手前、以前から知っていたのですが。。。

飯豊山の下部並みに急!!

半田山自体を慣らして考えると平均斜度6度前後と思われますが山頂手前600m~200mのところだけ往復を続けると20度オーバーの斜度が延々と繰り返されます。
来た道を戻るので仮想急傾斜のアップダウンが続く縦走という事になります。

ポール無し、ザックの重量バランスがヘッドヘビーになっておりましたがいつも10kg程度は背負っているので目標の3往復を完了。
2日目。
フューチュラの雨蓋を開放して20kg越えでトライ。
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超ヘッドヘビーになりショルダーベルトが肩にめり込みだしました。
1往復で断念。
4kgの差がこれほどまでに堪えるとは。。。


合間に一度晴れまして8月、小野岳という標高差700mくらいの山にトライ。
さて、成果はどうか。。。

結論から申しますとザックの軽さを感じるのは最初の10分くらいです。
確かに地力はついているのでしょうがよくわかりません。
一番の原因が練習はポール無し、本番はポール有りだという事。
次回からトレーニングにもしっかりポールを使う事を決めました。

ヘッドへビーの26Lザックでは重いというよりバランスが悪いという印象でしたのでここで新ザックをトレーニング用に購入。
ドイター
エアーコンタクト45L+10

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フューチュラは1デイバックなので違うのは当たり前ですが。
腰ベルトがジェットコースターみたい!

ザック自体が2.5kgオーバー。
価格も3万オーバー・・・
さて、ペットボトルを限界まで入れると。
だいたい25kg~30kgの重量になりました。
これでは靴が負けますしポールは必須でしょう。

超ヘビーザック初日。
1往復で灰になりました。。。
ここまで違うか、大きなザックと高重量。
縦走で100L近いザックをずーっと背負ってられる人達って一体。。。
しかしドイターエアコンタクト、凄いザックです。
なんだかんだ歩けましたからね。
靴はやはりスカルパのレベルGRXだとヒールのずれがひどい。
また軽くて柔らかい為かかなり左右に振られます。
スカルパとザンバランの最高峰モデル、どちらが縦走に適するか。
これをフィードバックするのも私の仕事。
ザンバラン ジョラスGT
こちらもトレーニングの高重量用に使用開始。
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ザンバラン ジョラスGT 46000円(税別)
とにかく固く、ヒールの圧着感が凄い。
重量は820gとかなりヘビー級です。


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スカルパ レベルGTX 43000円(税別)
最初から柔らかくハイカットモデルであることを忘れる。
半面ヒールのロック感の無さと左右の揺れを感じる。
インソールがザンバランに比べかなり薄っぺらい。
しかし片足660gの超軽量。足の160gの差は大きい。
まずはスカルパの貧弱なインソールをシダスのアウトドア3Dに変更。

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5000円(税別)とかなり攻撃的な価格なうえにカットして合わせる為緊張感が伴う。
親指のカッコみがかなり改善された。ヒールはかなりマシになった。



しかしザンバランにこのシダスを組み合わせるとフィット感に関しては更に無敵を感じる。
剛性の割には160g差。インソールが出荷時点で屈強なので実質150g差というところか。
履きこなして柔らかくしてしまえば断然ザンバラン。
最初から軽量ザックでスピートクライミングをする場合はスカルパ。
そもそもレベルGTX以外にもテクニカルシューズがスカルパには選択肢がたくさんありジョラスGTのような靴もあるのでそちらも履いてみないとなんとも言えませんが試し履きした印象、ジョラスに非常に近い靴です。

PEAKではスカルパとザンバランのラインナップを拡充していく方針です。
シダスのインソールも入れます、こいつのコスパは凄いの一言。

とにかく練習あるのみです。

現在もこのトレーニングは続けており、8月末の二岐山、体力度危険度2の山も多少ハイステップが慣れませんでしたが問題なく成功。

あえて急斜面が有る方からまいりましたが問題なしです。
台風上がりのナイトウォークでしたが半田山の急斜面に比べれば楽なものです。
コースタイムが上がっていたのがまた嬉しかったです。
ほぼレスト無しで行けました、これは自信が付きました。
30kgから三脚が付いたくらいの10kg前後の重量に替えて登るとほぼ背負っていない印象です。

冬期はスノーシューを追加する予定ですので足も更に重くなります。
3年も繰り返せば適山期なら30kgで5往復も可能になるでしょう。

来年は遠方の標高差1000m超えも頻繁にアタックする事になると思います。
今はとにかく諦めないで継続する事です。
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by mspeak | 2016-09-15 18:56 | 半田山トレーニング

福島の名峰を全くの初心者がレポート。


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