福島名峰登頂プロジェクト「PEAK Project」。

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カテゴリ:日山( 1 )

日山。富士山の見える日本北限の山で一人登山の醍醐味を知る。

標高1054mの阿武隈連峰では標高第2位の山。
大滝根山が1192m(超覚えやすい)なのでちょっと差があるけどその眺望は素晴らしいと聞きます。
ガイドマップでは総移動距離12.5km、高低差677mとあり体力度危険度共に1。
限りなく2に近い1と言えなまった体にはちょうど良いリハビリとなりそう。
距離高低差は有りますが等高線はいたって緩やかに見えます。

ガイドマップでは田沢登山口から時計回りのルートを推奨しているが今回反時計回りの日山キャンプ場スタートルートで1人アタックしてみました。
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茂原登山口のからガイドマップの推奨ルートを全く同じく逆回り。
看板が出ているがこれを右に行く。
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しかし!
結果的に山頂に立って反対周りしただけにも関わらず。
GPSの出した距離は総移動距離7.8km、登り410m、下り470mを叩きだしていた。
GPSの記録した最高標高は1069。これが大きくずれていないんだからGPSが正しい気がします。。。
12km超えは結構堪えるはずだが比較的余裕があったし。

更に言うなれば等高線の間隔がガイドブックほど緩くなく、結構急なポイントが多い。
全部がキツイと言うよりは下部ほど急で山頂に近づくと緩くなるので気持ち的には楽ではありますが。

キャンプ場には駐車場がたっぷり30台分ほどはあり綺麗な管理棟でトイレも完備されていてゆっくり準備しスタートできます。
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入口は急な階段となっており1kmほどは急こう配でこれが12km続いたら結構ヤバいかも。。。
と連想してしまう斜度です。
ただ山頂に至るまでのほぼ全ての道は樹林帯となっており日差しも遮られ道もきれいに整備されていて歩きやすいです。
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左方に見える山並みもキレイ。
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山頂までの距離(高低差ではない)が500m毎くらいの感覚で設置されており高度計が無くても目標が立てやすいのも◎。
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樹林帯の低山という事でアブや、ハエ、ブヨなどがうっとおしいのでもし荷物に余裕があるなら虫除け線香などもオススメ。
1時間も歩くとペースが取れてくるのもあって、更に明らかに勾配が緩やかに、道が歩きやすくなってきます。
そして樹林帯から差し込む木漏れ日が気持ちいい。。。
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平日の昼というのも有るのでしょうがやはりそこまで大人気の山とは言えず4時間もの山行で出会ったのは2人だけでした。
山菜を取りながら山頂までのハイキングだそう。
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写真に没頭するわたくしに興味を示して頂き話し込んでしまいました。
写真、山菜取りで越したり越されたり。
ペースはあくまでマイペースなのですが同じようなペースで気持ちの良い距離感。
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やがて山頂1km手前までくると樹林帯だった道の先に太陽に照らされた大広間が見えてきた。
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大きな一本木の周りに山菜が豊かに彩ります。
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まるで楽園のような一服の出来る平坦な広間。
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ここまで来るとその先はもうほとんど勾配は緩く、美しい景色を楽しめる余裕が出てきます。
そして登山口付近には気配のなかったもう一つのご褒美が。。。
赤とピンクに彩られたヤマツヅジが山頂に近づくにつれ姿を見せます。
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山頂の手前になると少しの岩稜地帯を経て分かれ道が増える。
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山頂手前100mでちょっと急になり、それを過ぎると無事山頂です。
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どこからアクセスしても山頂にはたどり着けるのでしょうが一通り散策しても良いかもしれません。
広間にはトイレが完備されておりまたヤマツヅジがまるでここまで頑張った者を祝福するかのように盛大に迎え入れてくれます。
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山頂にはやぐらが組まれており条件が良いと富士山が見えるという。
360度の大パノラマです。
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当然初夏の昼に行ったところで水蒸気が邪魔をし富士山など見える気配も無いわけですが。。。

ここで昼食をとっていると先ほどの山菜取りのお二人が到着してきました。

一人登山をしていて明らかに気が付いた事があります。
相手が一人であれ数人であれ、一人で登山をする者は珍しいらしくお話をする機会が多いという事です。

なんでもお二人のうちの一人は日本百名山を昨年完成されたという登山家です。
通りで歩くペースが尋常ではないと思った。。。
山頂で食事を分け合い、少しの間一緒に昼食タイム。
この時間がとにかく楽しかったのです。

名刺を渡しいつかPEAKに来てくれるという再開の約束を背に別れ惜しいですが。
夜からの営業に備え13時には下山開始となりました。

出だしの30分、自分の場合は超スローペースで黙々と登る事によりクライマーズハイの状態に入る事ができ後半安定してペースを作れます。
またカメラを撮りたいポイントでも時間を忘れて没頭できる。
そしてこのような一期一会の出会いに感謝する事ができる。
GPSや多くの水、飲み物、熊除けのスプレーなどなど。
団体行動に比べ持っていかなければならない物が多くなるのが欠点とは思いますが人によってはゆったりと一人で登山をするこのようなスタイルもオススメです。
自分は雪山を経験した事により春夏秋のシーズンの不安や恐怖、道具の重さなどで少しですが余裕が出来てきたのだと思います。
一人登山、決して油断することなく気を引き締めながら、景色や写真、一期一会を楽しみに続けて行ける気がしてまいりました。

さて、山頂から田沢登山口側に降りる訳ですがどちらかというと下りの方が急、更に言うなら山頂手前なほど急な感じがします。
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つまり田沢登山口側から登ると日山キャンプ場から登る場合とは逆の印象になるという事です。
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ご覧の通り下山開始直後は派手な岩地帯、急こう配が続く。
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下部に行くと牧場の脇の平坦なアスファルトを黙々と下る感じ。
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あれ?登山口だよもう終わりだよ。。。というなんだか冴えない下山ルートでした。
GPSで見ると車までまだだーいぶあるんですけど。。。嫌な予感。。。
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正直景観も田沢ルートだとひたすら樹林帯と牧場を横目にしたコンクリートの道、という印象で一人で行くなら日山キャンプ場→山頂→日山キャンプ場のUターンコースの方が快適なうえに楽しめるかもしれません。

それというのも最初に示した地図の青色の田沢登山口から日山キャンプ場までの区間。
ここは完全にアスファルトだったのです!!
ガイドブックを見ると一見一周まるっと山道かと錯覚してしまいます。
まるで女神山の再来。。。
今回はGPSがあるのでスタート地点に向かっている事が明らかである事、また残り距離がリアルタイムに把握確認できる事、水が十二分に残っている事、田沢登山口から日山キャンプ場までが下り坂であった事もあり焦りは有りませんでしたがアスファルトの2km程度の歩行は正直なーんも楽しくありませんしジリジリ暑いだけ。
これが分かっているなら①日山キャンプ場から山頂、Uターンコース、②2人以上で計画し田沢登山口入口付近に一台車を置いてきたうえで車で日山キャンプ場に戻り反時計回りで行くコース、
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写真のこの道脇くらいに停めておけば田沢登山口からは500mくらいでなんとか我慢できる。
③日山キャンプ場に一台車を置いてきたうえで車で田沢登山口まで戻り時計回りに一周するコースの3択だと思います。
個人的には③が最初が緩やかで平凡、山頂に向かうにつれてドラマチックな景色とペースがつかめた頃に急坂、帰りは日山キャンプ場までなだらかに、木漏れ日の中を帰られるのでオススメです。
ガイドブック通りに一人で行くと日山キャンプ場から田沢登山口まで最後の最後でアスファルトをひたすら登るというだるいルートになるかと思いますので一人登山一周したい場合は日山キャンプ場スタートがいいのかも?

まずはnet地図などで登山道周辺の状況の下調べなどを行いアスファルトの区間などが無いか、を良く調べ総移動距離、標高や時間帯、時期を考慮し問題ないかも検討していう必要があると勉強になった山行となりました。
前回脱水気味となったのでハイドレーションでこまめに水分を補給。
今回はカメラに景色に一期一会にと大満足の日山でした。


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by mspeak | 2015-05-26 10:52 | 日山

福島の名峰を全くの初心者がレポート。


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