福島名峰登頂プロジェクト「PEAK Project」。

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初の夜間トレッキング。「霊山」。

2013年10月末。
有志5名にて霊山を21時出発という初のナイトトレッキングにてトライ。
霊山は道も整備されていて登りやすく、また夜間だと頂上から仙台港まで見渡せると聞き。
リアルに道に迷い夜を強制的に体感する羽目になる前に自らの意志で体験しておこうという気持ちもありました(;・∀・)

買おうかどうしようか迷っていたヘッドライト。
ナイトトレッキングなんで当然迷わず調達。
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マムート製のT-PEAKは60ルーメンという明るさもさることながら一晩中持ってくれる電池の持ちの良さ、防水の信頼性。
またブーストボタンにて遠方を数十秒間照らせるよう一時的に照度を上げられる機能が嬉しい。

そして冬季のトレッキングには必要と言われるサーモ機能の付いた真空ボトル。
今回はLAKENのフツーラ500mlをチョイス。
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寒い時期でも6時間経っても65度をキープしてくれる保温力です。

ヘッドライトは明るい街中で使ってみる分には本当にこんな照度で大丈夫か?
と一瞬不安になりましたが真っ暗な山道では数十m先まで足元を照らしてくれ良く見え安心でした。
また念のため、と申しますか真の暗黒はちょっと怖かったので月の明るい日を選んでみたのも大きかったです。
車からおりる霊山駐車場は暗く、なにも見えない印象でしたが10分も歩くと月明かりもあってか目が慣れてきて。
樹林帯を抜けた部分に到達する頃には怖いという印象は無くなっていました。

霊山の標高は825m。
スタート時点の標高は約400mですので標高差400m。
アンダーウエアもしっかりしていたし念のためハードシェルも持っていっていたので寒さ対策は抜かりなし。
夜間の撮影も楽しみたかったので必然的に重さ3kgの重量級の三脚を持参。
夜の林と星空、仙台港も撮りたかったので超広角と超望遠の最重量レンズコンビとなった結果。
カメラのシステムだけで7kgオーバー。
総重量15kg超えのなんとも重い装備になってしまいました。
そのうえ仕事上がりだった事もあってか相変わらずペースの遅いわたくし。
のんびり歩いても1時間もすると途中、福島市の見渡せるスポットに到着。
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岩登り遊びと夜間の撮影に没頭。
山頂付近で気を付けたいのがちょっとしたクライミング要素が必要な部分がある事。
体力度1ですが危険度は2の山です。
道も山頂付近だけちょっと枝分かれしており分かりづらい部分も。
一瞬全然違う道に行こうとしたところ呼び止められて事なきを得ました。あぶねー。

絶景スポットから30分も歩くと山頂に到着。
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ウワサに違わぬ絶景かな、仙台港の光の環も美しい。

ここ霊山は悲しい事に2013年時点でも放射線量が比較的高いと言われる山です。
福島の山を語るうえで外せない問題の一つ、放射線問題。
標高の高い山は会津方面に多い為忘れがちですが中通りの山、浜方面の山を登る時は福島在住でもやはり気にならないといえば嘘になります。
恐れ過ぎず、また鈍感になりすぎてもいけない問題だよな、と当事者からすると思います。

さて、下山です。
慣れてきた余裕からか森林の静寂の中ヘッドライトと月灯りが照らす世界を撮影。
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精神的な問題が大きいのだと思います。
ベテランの方も申しておりましたが、散々日中歩いた挙句途方に暮れてこれから暗くなる恐怖と。
そもそも最初から暗いのでは心のゆとりが違う、との事です。
私のように連休がなかなか取れない勤務体制の人間は場合によってはスタートがまだ暗い時間帯だったりする事もあると思います。
これから明るくなる、とかスタート時点ですでに暗い事が前提であり、かつハードでない山であれば。
万が一を考え一人はなるべく避けたいところですが。

緊急事態で夜になってしまうその前に、夜の山を一度体験しておくのも重要なのかな、と思ったナイトトレッキングでした。

下りは相変わらず楽。
人によっては下りの方が苦手、という人も居るようですが自分にはまだその気持ちが分かりません(;´Д`)

これをもって2013年の登山の全てが終了となりました。

本格的なツアーの再開は半田山の頁でも有りますが2015年の春からとなります。

クライミングショップであるモンキーフリップから始まったほんの出来心の鬼面山が、いつの間にか本格的な山道具ショップ「Mountain Shop PEAK」のオープンにつながっていこうとは。
当の本人、わたしシマが一番驚いているわけですが(笑)

GPSに地図にテント、スノーシュー。
まだまだ未知の領域、必要な物も揃えきれていない気がしますが自分の体験も含めて、必要な物を必要な時に揃え。
自信をもってオススメできる知識と経験値を身に着けていきたい所存です。
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by mspeak | 2014-09-20 15:25 | 霊山

「半田山」。短いけれども急坂。

2013年10月末。
モンキーフリップトレッキングツアーの2013ファイナルとして総勢20名近くで桑折町の半田山にトライ。
Mountain Shop PEAKから最も近い登山道です。
山頂部の標高は863m。

整備された事務所、綺麗な公園に沼。
そして山頂近くまで車で行けるなど初心者にも非常に配慮された山。
体力度、危険度ともに1です。

10月の末という事もあり低山で、と決めておりましたがこの日はあいにくの小雨。
風強めで中止も視野に入れましたが雷雨降雪などの危険は限りなく低いと判断、決行するはこびとなりました。
トレッキングシューズとレインスーツ、保険の加入が参加の必須条件です。
モンキーフリップトレッキングツアーは参加費1000円の中に保険が含まれているのでお得♪

今回は最も長い管理事務所から山頂を目指すルート。

管理事務所のある半田沼の標高は約400mだから高低差463m。
結構高低差あるなあ。
始めは緩やかだけど。。。
山頂付近の等高線の幅が。。。狭いな!
半田山はそれほど人気のある山ではないのか、日曜日なのにすれ違った登山者は4名。

紅葉の時期もあいまり小雨だけど紅葉も美しい。
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しかし、磐梯山とか安達太良山だと9月の半ばで色付き始める紅葉が半田山だと10月末が見頃。
標高差で登る時期を考える事も重要になってきますね。
10月初旬だとふつーに飯豊付近とかだと降雪積雪があると思います。

等高線の間隔が狭くなる頂上手前高度差200mから予測通り急坂に。
鏡山を思い出す急坂だなあ。短いから良いけど運動不足の人だとこれは堪えるかも(;´Д`)
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道中半田沼のハート形がラブリーな感じがしてそれなりに景観も楽しめる。

急坂を登るときのコツですが。

人によって結構アドバイスが違うんですよね(;・∀・)

自分の場合は登りが圧倒的に苦手なんで、まず焦らない。
目線は先を見過ぎない。
急斜面は直線的に行かないでジグザグに根っこやガレ岩を使いながら、浮石に気をつけて。
タイムを計りながら空腹感に関係なくカロリーを摂取する。
ザックの背負い方も一つのコツなのですがまず体に密着させる事。
腰のサポートも隙間が空きすぎてると意味が無いし。
それに重い荷物ほど上の方にしまうと重量バランスがい良いらしいです。
わたくしの印象としてはあまりにも上部に重い物が集中しすぎるとなんだか左右にフラフラする気がするんですけど。。。
カメラのレンズのような特別小さい割には重量のある鉛感のある物が多すぎるのが原因かと思いますが。

なんだかんだしゃべったり歌ったりしているうちに山頂に到着!
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やはり経験値からかそれほどの疲労感は無し。
ただし山頂には小屋、遮るような樹木もなくなかなかの強風をずーっとくらっている感じで小雨もあいまり正直若干寒かった(;´Д`)

今回から追加した物は2点。
バーナー&ケトル。
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ガスは気温や気圧で使用不可とならないよう時期や行く場所にあった物をチョイスする。Tシリーズは福島の山なら万能と言える。
バーナー、ガス、ケトル全てがオールインワンに収納でき省スペースの観点から、また軽量という意味でもプリムスのシステムは優秀だと思います。
ちなみにスプーンもフォークもプリムス製。
チタンで超軽量。塵も積もればなんとやら、軽量なシステムづくりは快適な登山には必須ですね。

そしてアンダーウエアのレイヤー知識を実践。
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アイスブレイカーのメリノ100%アンダーロング。汗冷えをしにくいウール100%。
ファイントラックのアンダーとメリノウール100%のレイヤーで臨みました。
これはコットンのように冷えた汗が肌に密着して気化熱で体温を奪うというメカニズムを回避するシステム。
メリノウール製のウエアは乾くというよりは汗冷えしづらく体温のようなぬくぬくの温度をキープ。
それが肌に密着しないようメッシュ製のアンダーを一番下に着る事により汗冷えはほぼ解消されたと言えます。

登山をする事でなにより重要なのは

安全で
快適であること。

アンダーウエアの装備を揃える事は優先順位としてはかなり上位にはいる必須のものだと思います。
夏用、冬用がありますのでメリノウール100%のアンダーウエアはどなた様にもお勧めできる最高の相棒となるアイテムです。
消臭効果も高いので何日も着替えられない状況下でも大活躍でしょう♪

最近のドライフードはよくできていて軽量、かつ美味くてボリューム感も有り。
本来は調理できれば良いのでしょうがトータルの荷物の重量を気にされる方には迷わずお勧めできるアイテムです。

私はアンダーウエアを改良したからか、それほど寒すぎる、という印象は無かったのですが風が冷たい。
今までおんぶにだっこだったバーナー類、食事類も持参。
そろそろザックの容量が38Lでは限界かな。。。
暖かい食べ物、飲み物を配り歩くも皆様の体調も気になりランチ終了小一時間で早々に撤収。

樹林帯に入ると嘘のように風が遮られ快適に(*´ω`)
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林の中は高度を下げるにつれて天候が回復してまいりました。
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紅葉と一瞬顔を覗かせた太陽が作り出す木漏れ日のコントラストに感動。。。
半田山は頂上というより森の散策、また急斜面の登り方の練習に最適な場所です。
冬季は手軽なスノーシュー歩きの練習スポットとしても人気のスポットの模様。

2013年のモンキーフリップトレッキングツアーはこれにて終了でございました。
この後まさかの移転騒動、まさかまさかの山道具専門店Mountain Shop PEAKの立ち上げで2014年はツアー無しとなってしまうわけですが。
2015年度こそ今度はPEAKのツアーとして復活予定でございます。

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by mspeak | 2014-09-20 14:55 | 半田山

「一切経山」のほんとの怖さ。つばくろ谷ルート魔女の瞳。

2013年10月21日。
この日は忘れもしない吾妻山初冠雪の寒い日。
以前から行こうとする度にまるで魔女の呪いのように悪天候に見舞われ中止を余儀なくされていた通称魔女の瞳をつばくろ谷から攻めるルートにトライ。
朝イチ集合場所の浄土平駐車場はみぞれのようなものが降っており最悪の天候でした。
しかし天気予報は午後から晴れ。
今回を逃すと来年のGW以降になるだろうとの焦りと天候の回復を見込んでなかば強引にトライした総勢3名。
ホントは5名ですが2名は見送った模様。あくまで自己責任のスポーツです。この天候ではね。。。

前回の安達太良山で気を良くしたのか自信があったのか。
まったく懲りない男です(;´Д`)
今回も装備に重大なミスがある事に気が付かされる結果となろうとは。。。

つばくろ谷とは吾妻スカイラインの中腹にある大きな橋のあるところです。
ここに車を停めると地味―な入口が横にちょこんとあることに気が付かされます。
このひとけのないルートこそ不人気コース、つばくろ谷ルート。
一切経山の中では難易度が高いコース。
魔女の瞳の呪いで2名が未だ行方不明だとか。。。
標高は1200m程度。
一切経山の頂上は1949m。
高低差750mかあ。。。
この高低差が横にするとかなりの移動距離である事は予想がつくようになっていました。

最悪の天候のなか、レインスーツを着た状態で1200m地点からスタート!
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ウワサに聞いた通り、足元がぬかるむ、細い沢のような道が延々と続きます。
粘土質。ハイステップ。
なるほど。浄土平から一切経山コースのノリで行くと死ぬわけだ。。。

ここに来て今まで気にしたことが無かった問題に直面しました。
夏山しか登った事がない甘ちゃんのわたくし。
小雨が降りしきる中での急斜面での上下着衣の組み合わせ、こいつには悩まされました。
歩けば暑いし汗ダク。
止まれば寒いし乾かない。
いったいどんな格好で行けばいいんじゃい。。。

アンダー、レイヤーと呼ばれる重ね着の知識がほとんど無知であった私。
とにかく登りは重ね着をしていたのです。
一番下にマムートのコットン100%のロンT。
その上にコットン100%のingaのパーカー。
その上にレインスーツ。
計三枚で雪の降りしきる初トライの道を、山頂目指して登っていたのです!
知らないって幸せだよね。。。

当然汗ダク。
その汗は1枚目のコットンTを通り越し2枚目のパーカーまで浸食していました。。。
とりあえずパーカーを脱いでロンTとレインスーツの2枚に変更。
暑さ対策をしながら寒い時にパーカーを着ようと考えました。

小雨は降ったり止んだり。
幸いにも同行者が地図と高度計、コンパスを持っていたのでなんとなくの高度がつかめたのは気持ち的にもだいぶ楽でした。

道は悪かったですが案内板は意外としっかりとしており迷うようなポイントは途中までは無いと言えます。
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いったいどこで遭難したんだ。。。

天気予報は、午後に向かって晴れ。たぶん晴れる。うん。
山頂に向かうにつれて上の方が雲がかっているように見えるんだけど。。。気のせいかな。

途中素晴らしい景色も堪能。
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このような景色はなかなかハイキングコースでは出会えませんね。

さて、途中にある山小屋への分岐点も直進してバテないうちに山頂を目指しましょう。
行動食とパワージェルもガンガン使って行きますよ~。

高度1700mを超えた辺りでしょうか。
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急に道が粘土質から急坂の根っこ地帯へと姿を変えました。
そして足元には積雪が薄ら。
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登るにつれて樹林帯が姿を消し、急坂の積雪も徐々に深くなっていくじゃないですか。
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あれ、なんかヤバくない??

そして開けた見晴しの良い展望ポイントに到着した時。
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樹林帯が遮ってくれていた強風が汗冷えした体を一気に襲いました。
うわ~、寒っ!!
なんだこりゃ。。。天気予報大外れじゃん!!
というか猛烈に寒くて止まってられない。
そして濃霧が辺りを包んでいく。。。
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一人ならここで帰ってたわ。

とは言っても手袋やらハードシェルやらレイヤーの装備で守られた残り2名は強風なんのその。
テンションアゲアゲで歩を進めるじゃないか。。。
こりゃヤバいなんて言えないぞ。。。
少し歩を進めると魔女の瞳が近い事を告げる岩の目印が。
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近くにあるのか?
つーか、濃霧でなんも見えないんですけど。
そしてミゾレ状の降雪と強風が容赦なく我々をつつみこんでいったのである。。。

コンパスと地図が無ければ確実に帰っていた。。。

とりあえず汗ダクのパーカーをザックから出して3枚着込んでみる。
当たり前だけど汗冷えしたコットン製品、保温性なんか既に果たせないのであった(´・ω・`;)

横にあると思われる魔女の瞳を、霧が晴れるのをじっと耐えて、待つ。
5分くらい待ったであろうか。

運よく霧が晴れてきた。
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白銀の世界に浮かぶブルーサファイヤのような魔女の瞳だ。
2人はテンションダダ上がりだったが私は一人で

これ以上止まったら死ぬ。
という感じになっていた。
それを見てウケている2人。。。こいつらマジ他人事だわ(;´Д`)
結構ガチで
死にそうなんですけど。

写真をさくっと撮ってカメラをザックにしまい一人ガチ登山モードに変更。
はしゃぐ二人を後目にとにかく動いて発熱する作戦に変更である。
幸いにも天候は山頂に向かうにつれ回復傾向になった。
山頂までは一直線、ロープを頼りにポールに体重預けながら最後の力を振り絞る。

見えた!山頂だ!
浄土平方面から登ってきたツアー一向もいるじゃねーか!
人に会うって幸せ。。。

うおー!山頂で思わす吠えたわたくし。
後は浄土平に下って一台置いてきた車に乗り込みつばくろ谷に戻るのみである。
下りはやはり楽で、更に避難小屋があるという安心感からかすっかり元気になってしまった。
高度が下がるという安心感もある。
しかしザックからカメラを出す気力は既に無かったのである。

高度計が示す総移動距離は13kmほどに達していた!
なんて長い登りなんだ。。。
つばくろ谷恐るべし。。。

その後なぜあれほどまでに汗冷えしたのか、どんな格好が正解だったのか全く分からなかったので。
お世話になっていたビッグフットさんにて聞いてみた。

「コットンのロンT、パーカー、レインスーツで10月末の一切経山に登ったんですけど。」
「…それ、自殺しに行ってるみたいなもんだよシマくん…」

かくして私の装備は大幅に変更させられる事になるのであった。。。
今一度言うと、やはり登山は金がかかる。
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by mspeak | 2014-09-20 11:25 | 一切経山

全てがここにある。奥深いぜ「安達太良山」。

鏡山の大敗後、新たな気持ちで臨んだ2013年9月末。
モンキーフリップトレッキングツアーとして福島では最も人気があると言えるでしょう山。
安達太良山に約20名にて登山。

この日は超初心者の方もいたのでゴンドラを使う時計回りの一番楽で景観の良いと思われるルートをトライ致しました。

山頂1699mに対しゴンドラの終着駅は1300m付近。
高低差400mくらい。

鏡山でビビッていた私はガイドブックの等高線を確認するようになっておりました。
難易度1。体力度1。
斜度も線の間隔を見る限りそうでもなさそうだ。

前回の反省から私の装備は大幅に改善されました。
増えた物は下記です。
①PowerBar パワージェル
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これはハイカロリーを軽量、コンパクトにパッケージングしたカロリー摂取の基本となる物です。
イメージとしては30分から1時間ごとに、空腹度合いに関係なく摂取する事でバテを防げます。
②トレッキングポール LEKI マイクロバリオカーボン

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前回のO氏のアドバイスを元にストック、ではなくトレッキングポールを追加。ストックはスキーですね(^^♪
いずれ欲しくなると思ったのでサイズ調整可能な最も強く軽量なカーボンモデルを購入。
ついでにポール用の手袋も追加。
③行動食
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ジップロックはサイズが選べるし完全防水なので山ではなにかと重宝する。カメラ、トイレットペーパー、行動食などを入れる。
ジップロックに良質な脂肪であるカシューナッツ、バナナチップ、ドライフルーツなどをミックスして携帯。暇があれば食べる事にしました。

逆に減らした物は下記です。
①プロテイン
これは登山には必要ないですね。登山完了後に車で採る分には有りですがザックのスペースをつぶしてまで高タンパクのシェイカーは持っていく価値はございません。
②アミノ酸ドリンク
これもどちらかというとポカリスエットなどのカロリードリンクに入れ替えた方が良いようです。
自分の場合ハイドレーションのドリンクで採るというよりジェルと行動食でカロリーは摂り、ハイドレーションはカビ対策で真水、BCAAのいずれかで良いという結論に達しました。
③虫除けのコイル、熊除けスプレー
安達太良山のような人の列が出来るようなところで線香を焚くと煙害があると思います。こういったものは低山の夏、人気のない山でいいのかな、と。
熊除けもまったく同じ理由です。

結果としてこれらの装備選択は大成功。

安達太良山が比較的楽に楽しめるコースであるという点もあるのかと思いましたが鏡山の後に行くとなんとも楽な行程でしょうか。。。
ポールの効果も絶大(;・∀・)
ここまで楽になるとは。。。!
自分の場合スキーはそこそこの自信がありますのでこのギアの扱いに対して抵抗がないのかもしれません。
行動食のおかげかバテも皆無でした。
大人数で行く場合、自分も予備で多めにカロリー食は持っていっていたのですが他の参加者を助ける事もあるので多めに持っていくと良いのかと思いました。

登山を始めて初めて、周りを見る余裕、楽しめている実感が湧きました(笑)

とにかく安達太良山が人気の理由が良く分かります。
ゴンドラ降り口。凄い人の数。
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足場の良さ
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紅葉
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高山植物
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山頂付近の日本離れした絶景
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小屋のある安心感
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最高のトレッキングだったと思います。

ただし平日の濃霧の時などはマークを見失い鉄山の方面に降りてしまう事もあるようなので注意が必要です。
山頂付近は天候によってはかなり厳しく、また鉄山は有毒ガスで近年死者も出ています。
また安達太良山はかなりのコースがあり行くルートによっては相当難易度が変わると思います。鬼面山から始まる縦走コースは鉄人専用で今の自分では安達太良山の土に返る自信があるのでやめておきます。
沢登りの入り混じった塩沢コースも橋が流されてしまったようで鎖場がある模様。
デンジャーな感じがプンプンするぜ。。。
この日はトレイルランニングのイベントが開催されていた模様でしたが塩沢コースのようでみなさんひーひー言ってました。。。自分はまだ無理(;´Д`)

また冬はバックカントリースキーなども楽しめるようですがやはり毎年死者が尽きないと。
この時点で私は地図、コンパス、GPSは持ち合わせていませんでした。
一人で冬に行くならGPSは必須でしょう。
安達太良山はレベルに合わせ、またいろんな顔を持ったまさに福島を代表する名峰です。
平和に楽しく終わった安達太良山トレッキングツアー。

まさかこの後もう一度死にかけるとは夢にも思いませんでした(;・∀・)

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by mspeak | 2014-09-20 10:47 | 安達太良山

初の登頂失敗。地獄の行程「鏡山」。

鏡山は飯豊本山の麓に鎮座する山です。
マイナー、というよりは飯豊山に行くアプローチとして考える人が大半ではないでしょうか?

ご覧のように弥平四郎登山口、飯豊山ありきでございます。
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鏡山はこっち。…看板ちっちゃ!

頂上の標高は1339m。

四ツ沢コースという4m近くある滝が見どころのコースで耐力度、難易度ともに2。
そろそろ経験値も積んできたし難易度上げていこうという事で。
弥平四郎登山口の標高は680m。
高低差659m。

今までの経験を考えるとまあ行けるんじゃないか?という心構えでした。

ご参考までに2014年9月現在の鏡山周辺のアプローチですが2014年春の集中豪雨の影響で弥平四郎までたどり着くのが困難かと思われますので向かわれる前に自治体などにお問い合わせしてみた方がいいかも。

2013年9月初旬。快晴。
この日のアタックは2名。

限りなく山形との県境、西会津という場所もあり出発は朝の3時でした。
前の日24時まで仕事してるわけで睡眠不足が否めない。
当日どうも調子悪い。お腹痛いのとなんだかだるいのと。
でももともと予定組んでたし行っちゃおう。こんな感じでした。
これがいけなかったのだと思います(;´Д`)

朝6時。
早朝の鏡山の麓、弥平四郎に到着。

小さな集落という感じで四ツ沢コースへアタックするには集落の公民館の駐車場をお借りする形となります。
登山道ギリギリのところまで車で入れない事もないのですが幅のある車だと正直しんどい。
というか。
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ボコボコになったり川に流されちゃってもいいやくらいの心構えがないと行けないよこのアプローチ。

結局途中まで車で行くも引き返して長いアプローチを歩くはめに。

今回はマクロレンズと広角レンズを持ち込み。
あいかわらず荷物は12kg程度。
秋の鏡山、朝露に濡れる花はマクロレンズの恰好の被写体です。
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平日だった事もあってか鏡山では登山者に一人も出会いませんでした。
なんというマイナーな山。
地元の山菜取りのおばちゃんとかろうじてすれ違う。

んー、なんというか。
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水量が多くて道がイマイチ整備されていないというか。
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小川、というか結構水没する感じの川を何回も渡らせられる。
橋とかそういうのは無いです。
ゴアテックスの靴、スパッツは必須です。
スパッツ追加しておいて良かった。
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イスカはゴアテックスでありながらリーズナブルで信頼性のあるスパッツ、シュラフ、寝袋の専用メーカー。登山靴とパンツの隙間を守ってくれるゴアテックスライトスパッツ。
足場も悪く神経をすり減らします。

そして林の中をひたすら歩く。
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これはこれで涼しげで良いのですが目印らしい目印も少ない。
景色も期待できず本当に疲労する道だなーという印象。

やっとこさ4mの滝に遭遇。
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綺麗で良いんだけどやはり水量が多いというか。
滝を皮切りに登山道が消えてしまった感じ。
どこを進んでいいかわからず結局別ルート、弥生登山道ルート入口まで車で行って頂上を目指す事になりました。

1日で2本のアタック。
これも失敗でした(;´Д`)
車に戻った時点で既に10時を過ぎていて余裕のある行程とは言えないスケジュール。

そして弥生ルートの登山口に到着。

というかどこまで車で行けるの?という感じ。

だらだらと緩く長いアプローチが延々と1時間は続き気持ちのよい林ではあるのですがもうちょっと車で進入できたらなーという印象。
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この日もBCAAを溶かしたアミノ酸ドリンクをハイドレーションに入れてこまめに水分補給。
しかし長いアプローチの途中で明らかに疲労感が。。。
休憩のペースが短くなりなんだか力が出ない。
あいかわらずエナジードリンクを2本持っていたのですがいくら飲んでも根本的な解決には至らない印象。
幸いしたのがこの日一緒に行ってくれたO氏。

「カロリー不足じゃないですかね?」
ジェルタイプの高カロリー即効性のあるサプリメント、それとドライフルーツ、ナッツ、バナナチップなどを入ったお手製の「行動食」をおすそ分けしてもらいました。

行動食。
ここで初めて私はカロリーについて気がついたのでした。

今まで私は登山には集中力のアップや壊れた筋肉の回復にタンパク質が必要だ、と考えていたのです。
それがBCAAであったりカフェインやグルタミンなどが配合されたエナジードリンク、果てはプロテインだったわけです。

しかし
登山に必要なのは実はカロリーだったわけです。
私が毎回陥っていた疲労感。
それはいわゆるカロリー不足により動けなくなる

「シャリバテ」
だった事に気付かされた瞬間でした。
しかし摂取のタイミングが遅すぎたようでした。

そして若干気が付きつつあったのですが。


登山は高低差だけで考えると痛い目に合うと。

高低差が600mちょっとだとしてもこうだらだらと緩い坂が続くと距離換算では相当な道のりになっているのではないか?
高度100m上げるのに30分近くかかるイメージの鏡山。
ましては1日2本のアタックで総距離は相当な事になっているわけです。

そして本格的な登山道が始まると。。。
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ご覧の道の荒れようです。
道が崩壊して川になっている。。。アスファルトもヒビだらけでいつ崩壊してもおかしくないよこれ。
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道は中央部が全て陥没し、その周辺も足元がいつ崩れてもおかしくない不安定さ。
これが人気の山の「ハイキング」と「登山」の違いか。。。

これ大丈夫かよ。。。と陥没脇で小ジャンプしてみたところ。
まさかの大陥没!簡単に崩れすぎ!
小滑落で膝を強打!(;´Д`)
山でふざけるのが命取りになると身をもって体感。
この時点で心も体もボロボロです。。。
途中土砂崩れのある車道が無くなり茂みから急坂が始まりました。
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根っこ!
急斜面!
なにかの動物の気配!
景色ゼロ!

分岐点にたどり着く頃には私の体力・精神力は限界を迎えていました。。。

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少し登るも急斜面の入口でダウン。
始めて山で動けなくなった。



O氏は言いました。

「また来れば良いですよ、山は逃げないし」


「山は逃げない」。

薄れゆく景色の中でこの言葉だけが鮮明に脳裏に刻まれていました。

これはのちにみなさまからお慰め頂きました究極の一言です。みんな言うの(笑)

頂上まで残り100m。

看板が目の前にあるのですがどんなに休んでも登ろうという気力は全く湧いてきませんでした。。。

恥ずかしながら自分、よく登頂100m手前で断念、というお話を聞いておりましたがなんでそこまで来て諦めるんだよと思っていました。

断言致します。疲労状態での足場の悪い急斜面の高度差100mはイメージとして

平坦な距離1000m位の道のりに感じられます。


ぶっちゃけ、100m行けば行けたかもしれない。
でも自力で下山する力は残っていなかったでしょう。

「登山ショップ経営、シマ氏、ヘリコプターで救助要請」


これは死ぬほど恥ずかしい。

新聞の見出しが頭に浮かんでO氏に申し訳ないと思いながら下山する事を決めました。

下山を始めるも足元フラフラ。
来た道を戻るのも自分との戦いです。
サクサクと歩を進めるO氏との実力の差に情けない気持ちでいっぱいになりました。

O氏はいろいろアドバイスをくれました。
おそらくストックを使うとかなり疲労が軽減されるのではないか?
ジップロックに脂質、高カロリーの行動食を持ち歩いて常に食べると良い。
エナジードリンクではなく即効性のエネルギージェルなどが有効。などなど。。。
無知とは恐ろしいものです。

入口付近の平坦な林付近に差し掛かると楽になる反面、悔しさが溢れてきました。


自分はここで決めたのです。
必ずリベンジをしてみせる。
そして知識をもって一流の登山技術を身に着ける、と。

車も次の日からジムニーを探しました。
外装がぼろくても良いからどこまでも入っていける山専用のジムニー。
まあ当然停めても良い場所とそうでない場所は前もって調べる必要がありますけどね。
ちょっと癖のある可愛いやつですがあまりにボロ過ぎてこいつが使われるのは2015年からになります(笑)

かくして私の初登頂失敗、鏡山登山は終了したのでございます。
帰ると体重が2kg落ちていました(;・∀・)
この辺りから私は山にのめり込んでいったのです。。。

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by mspeak | 2014-09-18 16:34 | 鏡山

人気の山だよ「磐梯山」。一番簡単?八方台登山口ルート。

2013年9月の晴天、平日の晴れた早朝。
猪苗代湖の北側にそびえ立つ磐梯山に2名で挑戦しました。

磐梯山と言えば福島県を代表する名山。1818mの山頂から望む猪苗代湖は絶景だそう。

合計6本の登山道がありガイドブックオススメのルートは猪苗代湖からスタートし檜原湖へ縦走する表登山口ルートでした。
体力度は3のうち2。危険度も3のうち2です。
しかしここは初めての山なので最も簡単なルートと表記のあるゴールドラインの中ごろからスタートする八方台登山口ルートに挑戦することに。
マップで見た感じも八方台から頂上を目指すルートは距離も短そうです。

この日は前回女神山の反省を踏まえて新たにハイドレーションを装備に追加。

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ドイターのハイドレーションは3Lと容量も多く分解して隅々まで洗える。氷を入れても破けない強度。
ハイドレーションとはザックに本体をしまえる水分補給の為のアイテムです。
いちいちザックからペットボトルなどを出すことなく飲み口だけを手元に出しっぱなしで歩けるためこまめに水分補給するにはうってつけのアイテムです。

ウエストポーチ型のドリンクホルダーがダメか?というとそういうわけではなく、登山というより軽装で速度を競うトレイルランニングなどに適している気がします。

ドイターのハイドレーションは最大3L入るうえに飲み口が分解できる為洗いやすいです。
ハイドレーションに真水ではなく集中力アップのBCAAを溶かして約2Lを持っていきました。
そして簡単なルートという言葉を信じ1.5kgの超望遠レンズと1.2kgの広角レンズのシステムを組んだ結果荷物は12kgオーバー(;´Д`)

かなり重いです。

早朝に登山口に着くようスタート。
天候も晴れたせいか平日なのに駐車場は満車状態!流石人気の山ですね。
スタート地点にはきれいなトイレ、分かりやすい看板があります。

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いよいよスタート!

入口から30分ほどは緩い傾斜の樹林帯を歩く。

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なんて気持ちのいい始まりなんでしょ。
スタートがしんどい私的にもこの八方台ルートの登り始めはアップにちょうどよい感じでした。
さすが簡単ルート。このまま平和な傾斜で頂上に着くと良いですなあ。

ジリジリと高度を上げていくこと30分ほど。
開けた平坦な場所に到着。

あら??

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なんか山頂、遠くね??
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遥か遠くの山頂にまるでゴミのような人影が。。。「人間がゴミのようだ~!」ですよまったく。
開けた平坦な場所を皮切りに「簡単ルート」の八方台が本気を出してきましたよ。。。

斜度のある濡れた木道(滑りそうで超怖い)を抜けると斜度が急にキツくなります。

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今までのなだらかさはなんだったのだろう。
そしてタチが悪いのが登っては下るうねうねな勾配。
今までの山は登りは登り、下りは下りだったので途中で力尽きても引き返せば大丈夫、という気持ちがあったのですがここはそうはいきません。

下山時も登りがあるのですから。。。この簡単には下山できないというのは超初心者には案外プレシャーになります。
更に追い打ちをかけてくるのが樹木の根っこが作る段差。

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もうハイステップの繰り返しで足にきます。
カメラを首から下げていたのですがあまりの段差にバッグにしまっちゃいました。

石と根っこに加え急こう配と下り。
更に景色があまり見えずどこまでも続くのではないか?と錯覚してしまう道中。
実は登山をするうえで景色というのはとても重要だと思っています。
急坂で樹木に囲まれた足場の悪い道を高度計、GPS無しで登るというのはまるで無間地獄に入り込んでしまったような不安感があると思います。
人気のルートだからか人が多くまた今回は同行者がいたのが救いでした。
女神山のような不人気ルートで一人で登っていてこれは精神的にまいってしまうかも。

もう休みたい。。。
そう思った矢先に山頂手前も山小屋を示す看板が!
着きました!これで休憩できます(;´Д`)

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山小屋にはカップラーメンや冷えたドリンク、軽食や簡易トイレなどかなりの品揃えがございます。
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磐梯山にはトイレが設置されておりませんので入山前にトイレを済ませておくのがベターだと思います。

ここから山頂までは30分ほどで到着します。
下山してきた登山者の方から山頂から見える山に熊がいるとの目撃情報が。
遠くからだったら見てみたいかも。

山小屋に戻ってきてからも休む予定だったので荷物の一部を仮置きさせてもらう事にしました。
距離は短いですがこれは正解でした。
山頂へと続く道は急こう配ですれ違う幅も狭く、また人も多いので渋滞しがちで距離の割にはキツイなーという印象です。
しかしここまでくると景色がかなり開ける点、また山頂がすぐそこに見える点などからモチベーションは上げやすいと思います。
日本離れした景観が暖かく迎えてくれます。

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ひーひー言いながら山頂に到着しました!確かに山小屋から30分でしたよ(;´Д`)
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おー
360度パノラマは初めてでした。

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感動的な風景です。
猪苗代湖は地球が丸い事を感じさせてくれる地平線に溶け込み青くまた日の光に輝いていました。
遠く下界に見えるのは赤沼。

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晴天だった山頂がほんの1分くらいでアッという間に雲の中にという一幕も。
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山の天気は変わりやすいんですね。

正直。

一番簡単だと言われる八方台ルートでこのキツさって。


これ全然簡単じゃないでしょ。

これガイドブックのオススメ猪苗代湖→檜原湖縦走コース言ってたら多分死んでましたよ。
もーガイドブックがほんと信用できません。
なにも知らず無知で無装備な半そでハーパンの人達が何人もいましたがそのような装備なら天候や季節によっては有りなのかも知れませんが。
中途半端に怖さを知ってしまい、また体力も未熟な自分にはやはり12kgの装備は重すぎたと反省しております。

ただこのような距離も難易度も有るルートで万が一が無いとは言い切れないと思うんです。
最低でもレインスーツと長袖長ズボンの装備、また飲み物や食べ物は必要な気がしますが。。。
この頃の自分はまだ行動食とかドリンクの知識、歩き方のコツや心構えがなっていなかったと思います。
相変わらずプロテインとBCAA、つまり大義ではタンパク質中心の食事でした。
ひーひー言いながらも山頂に偶然にも立ち続ける事が出来た。

しかししっぺ返しを食らう日はそう遠くは無かったわけです。

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by mspeak | 2014-09-18 13:04 | 磐梯山

真夏の低山「女神山」。危ない思い初体験。

2013年8月。

梅雨の名残りの雨が降った翌日に川俣にある女神山に4名で行ってまいりました。
女神山は山頂の標高が599.4mと一切経山のスタート地点より遥かに低い山頂の低山です。

低山なので安全で簡単であろう。
ガイドブックにも安全で体力も初心者向きな山と書いておりました。
しかしここ女神山でまさか最初の生命の危険を感じる事になるとは思ってもみませんでした。。。

まず今回の登山で新調した物があります。

ウエストポーチ型ドリンクホルダー。
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ドイターのパルスtwo。小物入れもありライター、行動食なども入り重宝する。

レインスーツ上下。
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MAMMUT のサンダーストームレインスーツ。少々高いがデザイン性、ポケットなど高いだけの事はある

レインスーツとは雨の日に体が濡れないように雨を防ぐカッパです!

…と思っているお方が多いようですが実際は更なる特徴がございます。
雨を防ぐだけなら安いウインドブレーカーやカッパでOKな訳ですが。
特に夏期の登りで感じる汗と高温多湿による蒸れ感。
内側からの蒸気のみを通し外からの雨や風を通さない。
これこそ登山用のレインスーツがウインドブレーカーと最も違う点です。
一般的な登山用のレインスーツなら性能の違いこそあれどこのコンセプトは一緒です。
性能の目安としてやはり無難と言えるのが「GORE-TEX」の有無ではないでしょうか。
各社GORE-TEX同等品、もしくはそれ以上と自社製の防風雨テクノロジーを謳うわけですがそもそも比較される事自体がゴアテックスがベンチマークである証です。
今回私はMAMMUTのサンダーストームという上下セットのレインスーツをチョイスしました。
上下で44,100円(税込)と決して安いものではございませんがGORE-TEX プロシェルというカテゴリーの物でございまして。
ゴアテックスにも種類があってパフォーマンスシェル、とプロシェルがあります。
どちらかというとプロシェルの方が高性能みたいですよ。

ここで?と疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれません。

「ゴアテックスってメーカーとか商品の名前じゃなかったの?」

ゴアテックスは上記のようにメーカーの製品の性能表示をする際に一つの目安となる指標なんですね。
ゴアテックス社のHPをご覧になっていただくと分かるかもしれません。
http://www.gore-tex.jp/products/brands/
ほら、いろんなメーカーの製品にゴアテックスの商標が使われていますね。
かくいう私も山の製品に携わる仕事を始めるまではゴアテックスっていうメーカーなんだろうなと思ってましたです。。。

だいぶ脱線しましたが。

女神山に臨む準備として私が用意したものは
500mlの水
プロテイン
500mlのアミノ酸ドリンク
エナジードリンク 一本
レインスーツ
ザック
熊鈴
熊除けスプレー
虫除け線香
カメラ一式
登山靴
ポイズンリムーバ
ウエストポーチ型ドリンクホルダー

程度でした。
これらの装備がやはり間違った物であったのです。

女神山のスタート地点は何か所かあるのですが車で挑戦する場合堀切登山口であれば4台くらいなら停められるスペースがございました。
女神山は今までの鬼面山や一切経山に比べると。

かなーり。

マイナーな山だと思います。
日曜日の日中にも関わらず全体を通して登山道で出会った登山者の人数は2名だけでした。

9時頃にスタート地点。
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なにより感じたのが入口のうっそうと生い茂る背の高い茂みです。
人気のある山だと入口は整備されており、また登山者が多いので背の高い草なんてぼうぼう生えてるなんてありえないんですよね。
標高の高い山より標高の低い山の方が草が生い茂っておりなんともこれが不快なんです。
そして人が入らないからか、草むらは蜘蛛の巣だらけで顔に引っ掛かり(;´Д`)
足元も見えないし。

正直

「これ登山道で合ってるよね?」

とみんなで確認し合ったくらいですから。

しかし茂みを進む事10分もすると。
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樹林帯の中に入りましたよ。
鬼面山の時も感じたのですが樹林帯のある山に入山する時のあの暗がりに歩を進める感じ。
あれは不安感でいっぱいになりあまり好きではありません。
入ってしまうとそうでもないんですけどね。

先ほどまでの刺さるような直射日光と蜘蛛の巣、草むらのやぶ漕ぎが嘘のように快適じゃないですか。
喉の渇きを感じる前に少しずつ水分補給をしましょう。
鉄則に従い飲みますよ~。
しかしペットボトルをいちいち開けるのは面倒ですね。
ザックの中にあったらなおの事おっくうだったでしょう。

樹林帯の葉の間から木漏れ日が森に注ぎ込みます。
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素晴らしい展望。
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気温も上がってきたし水分補給、と。ゴクゴク。

女神山は一つの独立した山というより集落の中を縫うように歩く感じの山です。
いったん道路にでて再び登山道にアクセス。
こんなドラマチックな倒木も。。。!
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こういう雰囲気は初めてだったのでテンションが上がってきました。
かなり歩いたが標高がなかなか上がってこない。
気温も高いまま、というかどんどん上がってます。。。
山頂に近づくにつれどんどん傾斜が強くなります。
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人気が無い山だからか、標識もなんだかどっちを向いてるんだか不明なメンテナンス状況。
詳しい地図がないと迷いそうでした。

一休みするとなんだかフラフラ。
大切なカメラを落としちゃいました!これはショック。。。!
まあ泥だったし目立った損傷はありませんでしたのが幸いでした。
アミノ酸ドリンクをゴクゴク。

山頂に到着!
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おー、低いとはいえ流石に景色も良いですね。
いつもの勝利のプロテインドリンク。
エナジードリンクも一気飲み。
この時点で水500mlは無くなってました。

小休止のあと下山開始です。
来た道を戻るのではなく東周りに車に戻る道をチョイス。
ガイドブックでは山道に見えました。
しかししばらく樹林帯を下ると。

集落を抜ける道。
畑。
集落。
道路。
山道。
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この繰り返しです。
この間直射日光を食らいっぱなし。
8月の暑い時期、晴天で標高限りなく0に近い山ですと。

暑いんですね。
気が付くとゴクゴク飲んでいた残りのアミノ酸ドリンクは。
ほとんど飲み切ってしまっていました。。。
ここからが地獄でした。

炎天下の福島県は35度くらいまで温度が上がるわけで。
いくら服装にハットを選んでいると言っても気安めでしかありません。
車までの3kmほどはアスファルトを歩くルートでした。
他の3人はまだ飲み物が残っているようでしたので最悪少し譲ってもらえれば大丈夫だったし他のメンバーも
「飲み物分けますよ~」
と気遣ってくれていたのですがなんとなく

準備不足は自分のせい

というのと

借りてしまうと負け

みたいなノリがあって。

そんな事思えているうちはきっと大丈夫なんだろうと勘ぐって炎天下のアスファルトを車に向かって歩き続けました。

GPSも女神山の山岳地図もコンパスも無い。
あるのは小さい地図の載ったガイドブックのみです。
本当にこのアスファルトの道の先に我々の車があるのだろうか?
少しだけある集落の民家をノックし方向が合っているか確認する様でした。。。

地元の方の優しい説明もありどうやらルートは合っているようです。
ひたすら歩くのみです。
もうヤバい、これ以上歩くようならヒッチハイクしようよ。。。
などど泣き言を言っていた緩いカーブの先に。

車発見!

東周りで一周完了した瞬間でした(;´Д`)

とりあえず近所のコンビニに直行しドリンクを1L一気飲み。
アイスも食べて冷房ガンガン効かせながらランチへ。
ドリンクバーのあるところで水分をガンガン摂りました。
私一人が脱水症状が出ていたのだと思います。
水分を3Lは一気に摂った形となりました。。。。

今回の件で学んだ事は
水は持っていきすぎはないのだ、という事です。

私が持って行った水分は1250ml程度。
そのうち勝利の山頂プロテイン用に300ml使うので渇水対策として使える水は950mlしか持って行っていませんでした。

真夏の500m級の低山は一言で言うなら
海抜0mの平地となにも変わりません。
日差しや風の有無はあるでしょうが、気温は海抜が100m上がるごとに約0.6度、下がります。

一切経山のようにスタート地点が既に標高のある山は涼しいのですが女神山でそのことを痛いほど思い知りました。
そして女神山、水場が無い山なんですね。
山って川とか滝とかあるイメージじゃないですか。僕は少なくともそういうイメージだったんですけど。
残念ながら山の中には
「水場が全くない」
山もあるということです。

もし一人で登山をしていてアスファルト道が更に続き車が通らなかったら。。。
考えただけでもぞっとします。
水は最低でも3L程度、できれば予備として500ml~3000ml程度の水が必要です。

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by mspeak | 2014-09-18 12:55 | 女神山

福島の名峰を全くの初心者がレポート。


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