福島名峰登頂プロジェクト「PEAK Project」。

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阿武隈連峰最難?鎌倉岳(常葉)。

鎌倉岳は福島県に少なくとも2か所あります。
今回行ったのは北側にある常葉。じょうようではなくときわと読みます。
白河方面にある竹貫も鎌倉岳ですが別の山です。

体力度1、危険度2。

どこにでもある普通の山に見える、ぐるっと回って3.5㎞あまりの山行。
慣らしのつもりで行ったら結構な汗絞りが待っておりました。
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山様はなんとも尖がった山頂、思い出してくるのが蒲生岳、川桁山のような山です。
途中までは甘くて一気に急になる山。

自分の場合こういった最初がなだらか、あとから急な山。
そしてアップダウンが無い。
こういった山の方がペースが作りやすいので好きなタイプの山です。

ガイドブックには中野区少年自然の家の大駐車場は私有地なので管理人の許可が必要と有りましたが

どう見ても廃墟で人の居る気配はありませんでした。。。
許可のとりようがないので田村市常葉行政局に後日確認したところ写真のここ

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には停めて良いようです。やはりやっていないようです。
この日は荻平コースをピストンと決め込みました。

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最終駐車場はトイレがある5台。

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1台が縦に停めていたせいで3台が限界。
ここに必ず停められると考えていくのはちょっと無理があります。
登山口入口まで結構アスファルトを歩く羽目になります。
トイレは使用しようとしたところ水が出なくて使い物になりませんでした。
近くのコンビニや商店で済ませた方が無難です。

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エントランス。
やっと土の道です。

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道標は意外とと言っては失礼ですが新しくしっかりしており道も整備されており気持ちのよい山。

今回のテーマはヒールのずれをどのように対応するか、スカルパのレベルGTXの慣らしと。
ポールを引っ張り出して感覚を呼び覚ます事。
そして35㎜のレンズの晴れの実力を試す。もちろんザックには1.1㎏のヘビー超広角を入れて。
暑い日になる予想でしたのでハイドレーションも完備。
荷物の重さは前回の倍近く、といったところでしょうか。


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樹林帯特有の暗く、虫がウザい低山を歩く。
今回は晴れなのでコイルを使用。


スカルパのレベルGTXですが、ヒールをしっかりロックして、ヒモを全体的にきつく締めてみました。
だいぶマシになりました。
斜度が緩いスタート付近では靴の良さが際立ちました。
そして35㎜レンズ。

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寄れる。

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寄れる。

ピントの合った部分のキレは感動ものです。
タムロン特有の奇跡のショットがたまに撮れるのが良いところです。
コントラストはカールツァイスに軍配が上がる気がします。

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景色も切り取れて。
寄れる。。。

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って蛇だ!!うわぁ!

山をやるようになり気が付いたのですが人って滑落したりとか、驚くとウワ、とかオー、とか当たり前の反応しかできないんですね。
枝だかと思ったら蛇かよ長げーよバカヤロウ!とか気の利いた事を言いたかったのですが。

それは置いておいて次第に急になる、、、かと思いきやいつまでもまったりとした道。

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半分を迎える頃まであっという間に、ほぼ疲労感なく到着。

GPSを見ると。
この少し下った広場から急坂が始まります。

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広場を左方に曲がる。
このガイドブックに「急坂」の文字が有る場合たいていひどい急斜面です。
ほら来たよ、急斜面だよ。
予想していると気持ち5%くらい楽です。

今までの経験値を考えると急斜面といえども完全な装備、予測のついた斜度、全体の長さを考え。
体力度はやはり1かと。
危険度2、この先蒲生岳レベルの危険地帯があるというのか。。。

ところで例のレベルGTXですが。
やはり急斜面になったらヒールがずれます。
山頂手前に着く頃にはカカトの皮がむけそうになるくらい痛かった。
しかし柔らかく軽い。
このように薄い岩にもトゥーのターンインががっちりと噛んで滑らない。

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急斜面はどんどんハードさを増すが縄をつかまざるを得ないところは2か所程度。
前日雨でぬかるんでいた事も考慮すると。。。
カメラもザックにしまうことなく行けたので危険度2も?です。
道標も丁寧だし1に近い2といえます。

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最もハイステップな箇所。
箕輪の樹林帯無し直射日光当たりまくりのハイステップの方が恐怖心があります。

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優しく励ましてくれる道標。
この山はゴミ一つなく地元有志に愛されているんですなあ。

山頂近くになるとドウダンツツジ(たぶん)が見ごろを迎えていた。

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風も心なしか涼しくなってきた。

良いレンズだなあ。。。

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山頂手前は結構な斜度であったが少し下る階段を進み、再び登ると。

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山頂です。

ほぼ景観の無かったこの鎌倉岳。

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ご覧の通り、ものすごくいろんな山が見えます。

街並みは遠く、のどかな田園風景、田舎のトタン屋根。
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小さな祠も良い雰囲気だ。。。
景色がずーっと無かっただけに予想を裏切られる絶景というか。
この山のつくりは嫌いじゃない、心地よい達成感です。
35㎜のベストショットがこんな感じ。

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充分に頑張っている。景色も寄っても凄いレンズだ。
逆光性能は35㎜は凄い進化している。太陽を入れてもフレアが出ない場面がある。

14㎜は太陽を画面に入れるとほぼ確実にフレアが出る。超広角だからしょうがないか。
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良い構図なのに残念。
この位置で何ショットもしたが太陽を入れると絶対消えない。

しかし。
キレ、広がり、解像度。

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やはり大三元の超広角は外せないレンズだという事が一目瞭然。
比べるまでもねー。

山は一眼だ!ヘビーレンズだ!

結論。

1.1kgは体力でカバー!!


そして危険度2の下りが始まる。
ここで私は右足の紐の調節に入りました。
ヒールをロックするのはもちろんですが甲を更に押さえつける事でヒールのずれを解消します。
血が止まる寸前までぎっちぎちに閉めた。
さて、どうでるか。

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急斜面、そして前日降った雨のせいで泥がだいぶ水を含んでいた。
登りは関係なかったが下りはしんどそう。
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案の定、簡単では無かった!
ハイステップ部分、急斜面のロープゾーンがそのまま四頭筋に入る!
泥で後ろにずっこけ。

肘強打1回。
右ひざじん帯伸ばし未遂1回。
平らなところで落ち葉で滑ってGPS泥まみれ1回。

危険といえば危険かも!

でも前日雨だからじゃないかなー。
そしてうっ血寸前まで締め上げた右足レベルGTXはというと。
ヒール、ほぼずれ無し!
インソールを入れたら登りも良いのかも?

とにかくこの3.5km。
高低差400mちょい。
ポール使ってこの程度でヒールが痛いのではぜーぜん話になりません。

多少しょんぼりして下山完了。
次は少しスパルタに、高低差1000m程度に一気に行ってリハビリを終えたいところです。

下山後野球用のインソールでハイト調節をすると良いというアドバイスを頂きました。
カスタム。良い響きです。
山用のインソールがないかメーカーさんに聞いてみよう。

そうそう、下山が2:30と遅くなった(なめて取り付いたのでスタートが遅かっただけ)為昼ごはんは期待できないエリアかなーと思ったいたところ。
はせがわ食堂という鎌倉岳ふもとの食堂が空いていたので寄ってみた。
凄く美味くて大盛りのラーメン、そして安い!

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これは良い店を見つけた。
麺は自家製麺で税込800円で大盛りだー!

食堂のおばちゃんと仲良くなってどこに行ってきたの?
と聞かれる。
「鎌倉岳です。」
と答えると。
「この辺では一番きつい山だからねー」

やっぱ山は距離じゃないね。
自分が慣れてきただけで危険度2は正しいのかもしれないですね。

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by mspeak | 2016-05-24 14:46 | 鎌倉岳(常葉)

雨の鹿狼山。低山だが幻想的。

2016年になりロストアローの取引開始、2月の展示会ラッシュ、品出し、愛車ジムニーの原因不明の長期故障、祝日にゴールデンウイーク。
水曜日の休みが実質ずーっとないという状況が続いておりました。
焦りがありました、PEAK Projectも成功率が上がっていて行けばPEAKを高確率で踏めるのですがいかんせん時間が無い。。。
そして3週間ぶりの半休。

2016年5月11日。
ずーっと晴れてたのに当日は雨!前日の予想では90%。
終わった。。。
といつもの私なら思うのですが季節は5月。
今回のターゲット、鹿狼山は山頂で430m。
特に難しいポイントも無いようなので行ってしまえと雨スタートの登山となりました。
雨は基本的に山頂からの写真が撮れないしレンズに良くないし行きたくないのですが。
行く時間がないのだから仕方ないでしょう。
カメラと登山は時間とお金のある人には叶いません。

さて、PEAKのある桑折町から1時間半。

あっという間に到着。

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分かりやすい看板に、広い駐車場。
エントランスもしっかりしており迷いようもない。

さて、2016シーズンから新たな装備を追加しました。3つです。
一つは新しく取り扱いの始まったスカルパ。

スカルパの登山靴の出来についてですが。
今まで履いてきたキャラバンのハイエンドモデル、ザンバランのハイエンドモデルに比べ。
圧倒的に軽く柔らかいです。
仕入れをする際に
「こんなに軽くて柔らかくて大丈夫なんですか?」
と担当の方に聞いたくらいですから。

PEAKの信条として
「使ったことの無いモノは置かない。」
という拘りがあります。
一度使ってみよう、そしてどうせなら伝統的古典的なモデルではない最新のシンセティックライトウェイトモデル。
レベルGTX。

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片足660gと驚異的な軽さ。ヒールはロックされターンインが強く細目でフィットする。
ちなみに本国イタリアモデルはオレンジ基調のカラーリングらしいです。

日本仕様はカナリアのようで可愛くてこれはこれであり。スカルパっぽくないですが。
履いてみるとこれが何とも。。。

しっくりこない。

ヒールがなんだかずれる印象。
今までのザンバランドリューは固く重くフィットする印象でした。
登ってみるとどうなのか。
物は試しです。

2つ目はMAMMUT アルティメットフーディー。
ゴアテックスウインドストッパーを搭載した最強のソフトシェル。
樹林帯の中という事もあり雨が降っていましたがあえてレインスーツは使わずメリノ+アルティメットフーディーで行きます。
雨の中でのシェイクダウン。
なんだかもったいない気がしなくもないですがとにかく道具は使ってナンボという事で。

こいつのすごいところはソフトシェルですがインサレーション的な使い方も出来るのです。
このアルティメットフーディー、脇が上からも下からも開き。

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正面も上からも下からも開き。

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着ながらにしてすっかすかの快適な通気性を確保することができます。

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インサレーション替わりになるというのはこういう点です。
しかし、このカラー、この開放感。
どこかでみたような。。。

!!

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これだわ。


3つ目は タムロン SP35mm F1.8 Di VC

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今までのレンズシステムでは50mm防塵防滴無し、マクロ90mm 、14-24超広角、70-200標準望遠の4本。
景色記録としての14mm~24mmは常備として標準で使うには90も50もアート的になり。
また70-200だと更にその兆候が顕著になり。
結果として50mm+14-24mmが多かったのですが50mmでは景色が撮れず。
24mmではアートが出来ず。
更に50㎜のカールツァイスには防塵防滴処理が無い為雨がアウト。
その点この35mm。
AFの精度と速度が悪いという巷の評価が有りますが。
そもそも自分はカメラ側もレンズ側もマニュアルしか使わないので関係なし。
シグマや標準レンズのようなカリカリの描写ではなくカールツァイスに近い、柔らかいとろける、そして解放からスッキリとピント部分が切れ上がるレンズ。

マクロ並みに寄れる上に景色も行ける。

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手ぶれ補正も付き。
なんといっても。
軽く小さい。
険しい行程の山ならこれ一本で解決するのでは?
という期待からの購入。
そもそもなんでそんなにカメラに拘るのさー、という話もそろそろ語りたいですね~


さて、スタート地点の気温は13度。
アルティメットフーディーとメリノでゆったりスタートするには十分な気温です。

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なんと整備されたゆったりしたスタートなんでしょう。
ガスと雨のせいか幻想的な雰囲気がこれはこれで良い。

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そして雨が降っている山での収穫。
虫が少ない。
コイルは使えない訳ですがそもそも虫が飛べないので標高と装備を間違えなければ意外と快適かもしれません。

カメラ、レンズ共に防塵防滴です。
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このように、タオルを巻いて直接雨が当たらないようにしています。

まずレベルGTXですが。。。
まだよくわかりません(笑)

このような斜度の低い足場の良いところではこの靴はオーバースペック、というかやはり登りに少しヒールがずれる感じがするのは閉め具合いが弱かったのかもしれません。
もう少しテクニカルな岩場に行って、もう少しアーチサポートの入ったタイト感のあるメリノソックスを使ってみて分かるかと思われます。
一つだけ言えること、とにかく軽い!
軽さは最大の登山力アップです。

そしてアルティメットフーディー。

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ご覧のようにかなりの勢いで降っていた雨も90%はダマになり。
しみこんでいるように見える部分も中まで浸透はしてきませんでした。
ザックを体に密着させると僧侶感はなくなり快適性は下がりますがそれでも着っぱなしで移動可能な温度調節が出来ました。

レンズの方が大収穫。

35mmというのは思いのほか景色を写しきれます。

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そして20センチまで寄れる簡易マクロ機能。
とろけるような前後ろボケ。

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そしてピントの合った部分の超解像度。
雨の中でも安心の防滴機能。
これは凄いレンズです。安いし。
AFが良ければ人気のレンズになったのでしょう。
MF派の私には良い事づくめです。
ザックの中の超広角の1.1kgがなんとも重量物の塊感がありこれを諦められればなあ。
一日撮って接目マグニファイヤーだけが曇りました。。。

さて、装備の確認をしながらのんびり、この日はあえてポール無しで足を虐めようと試みたのですが。
どこまで行ってもなだらかな斜面。
幻想的な樹林帯とガスの雰囲気は嫌いではない。
人も居ない、まあこの天気ですからね。

この山のすぐれたところはマップが丁寧、道標も新しく丁寧、そしてポイントが記された看板がありいざという時自分の位置を知らせる目印になります。
総移動距離3.7km。
総標高差359m。
初心者にはうってつけの安心感と難易度です。

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山頂手前の綺麗な花、これはサラサドウダンという花。
ヤマツツジとの区別がつかず花の名前を覚えるのは一苦労です。

山頂に到着。

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14mと35mの差はこれほどあります。
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やはり超広角は外せないか。。。

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山頂は面白い奉納場が。ハサミを持って行きましょう。

さあ、太平洋を見渡せる絶景だよ~!!

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。。。って当たり前だけどガスって視界10Mってとこか。
今日は景色は諦めてさっさと下山しましょっと。
ちなみに気温が13度という事もありハイドレーションはまだ。

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ラーケンで熱湯を入れ暖をとりカロリー摂取。

下山は看板に要注意。
看板とおり進むと駐車場には戻れず北側の駐車場に出るコースにつながる。

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ここは急斜面でかなり不意打ちを食らった感じ。
途中で気が付き引き返しましたが東側の水源の森登山口へぐるっと一周コースへは

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この目印の無い細い道を下っていく必要があります。

しかし人の気配が無いからか、雨で足音が消されるのからか。
鳥が多い山です。
気持ちのよいハイキングコースという印象です。

!!

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鳥が目の前に!
急いでとりあえず撮ったのですがこいつ、全く人を恐れません。
近づいてもトコトコ歩き飛ばない。
1Mくらいまで近づいたところで流石に飛んで行ってしまったけどヤマバト?さん。

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良い思い出をありがとう。

雨が強くなり樹林の高さが増した。
ガスがかる幻想的な景色。

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アンダー気味に撮ると良い感じに写るかも。

2時間ちょっとで下山完了!
普段から足のトレーニングを継続しておりましたが登山筋が弱っている事を実感。

雨でも楽しめる事が分かった鹿狼山。
でもやはり、晴れた方が気持ちいいなあ、登山は。

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by mspeak | 2016-05-17 01:00 | 鹿狼山

福島の名峰を全くの初心者がレポート。


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